■ 第7回:継続的なメールマーケティングに向けて・・・。 アパレルショップ マーケッター 大野 氏(仮名) __________________ 使ってよかった配信システム。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ メールマーケティングを行うに際して、メール配信システムを利用したことは、 大変なプラスであったと思う。ずっとメール配信システムを利用してメールマー ケティングを行ってゆくことも、一つのやり方として有効だと思うが、当社の場 合は、初回の全員に対するメールをデータベース連動型メール配信システム「P OEM」を用いて配信し、その後のお客様からの返信については、全て個別で行 う形を取った。 500人以上いるお客様に対して、全て個別で配信することは無理があるが、ま ずはじめに配信システムを使い、それに対して返信のあったお客様のみに個別対 応を行うことにより、約60人のお客様とのやり取りするだけとなった。 60人程度ならば、なんとか個別で対応が出来る。お客様一人一人のニーズに的 確にお答えするためには、個別のメールのほうが適している。システムと人力、 両方を使い分けたのだった。 _________________________ メールマーケティングと郵送DMの一番の違い  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 大量の配信にはシステムを用い、返信頂いたメールに対して一つ一つ、店舗の スタッフが返事を書いて送ってみて、実感したことがひとつ。それは、郵送DM では実現できない、店舗以外のコミュニケーションが広がったことだ。 お客様に頂いた内容は、配信を止めてほしいというお客様への対応、住所が変 わったので変更してほしいという依頼への対応、メールにある商品を取り置きし ておいてほしいのだがという依頼への対応、こんな商品がほしいんだが、商品は あるか? といった問い合わせに対する対応など様々。 それに対する返信に対しても更に返信をくださるお客様がおり、メル友までに はいかなくても、それなりにメールを媒介して会話が弾んでいった。実は、こう いった継続的なコミュニケーションが一番重要なのである。 それは、郵送のように一方通行で終わらず、継続的に関係を持つことができる ことが、売上のアップを維持することに直結していること。郵送もシステムも、 お客様を一時的に店舗に引き寄せるきっかけに過ぎない。しかし、メールだと手 軽に返信できることから、お客様とのコミュニケーションを維持し、お客様を継 続して店舗に引き寄せることができるのだ。 メールマーケティングを行いだした今シーズン、店頭以外のサイバーな空間で のお客様とのコミュニケーションを継続しているだけで、店舗の売上は昨年対比、 約30%アップで推移している。全てがメールマーケティングによるものとは思わ ないが、かなり、メールマーケティングの効果はあるものだろうと考えている。 _________________________________ お客様の声でわかる、最善のメールマーケティングスケジュール  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 直結したのは売上だけではない。そのほか、店舗としてどういう方向に行くべ きか、どんなことをお客様が望んでいるのかなど、顧客のナマの声をもとに考え られるようになったのも、間接的ではあるが、大きな効果だと思っている。 当社のような物販の会社の場合、どうしても、待ちの商売になってしまうが、 その「待ち」を「攻め」の商売に変える一つの大変有効な方法として、メールマ ーケティングは十分な結果を出したといえる。 また、次シーズンの秋冬物のメールマーケティングは、どのような切り口にす るかといった企画を考えるにしても有効だ。とりあえず春夏物をテーマにメール マーケティングを行なった今シーズンは、切り口にすごく頭を悩ました。だから、 秋冬物のメールマーケを開始する際にも、当然突き当たる壁だと思っていた。し かし、実はとっくに決まっている。 例えば、秋冬物の入荷時、遠方のお客様にはオススメ商品カタログを作り、メ ールにてお送りすることになっているのがひとつ。これは、お客様から届いた返 信の中からの提案によるものだったりする。 そのほかにも、お客様の貴重な声から決定された事項はいくつもある。しかし、 この新米マーケッター日記の寄稿も今回で終了。残念だが、詳細は、機会があれ ば話したいと思う。その時には、また違ったメールマーケティングの効果を引っ さげてみなさんにお話できるよう、今後も常にお客様の反応に敏感でありつつ、 メールマーケティグを継続していきたい。 <新米マーケッター日記 おわり> ■■■ 新米マーケッター日記連載を終えて インデックスデジタル株式会社 代表取締役 谷井 等 ■■■ 今回紹介させていただいたアパレルショップ運営会社は、直接インターネット 上で商品を販売することを目的とするのではなく、インターネットを顧客とのコ ミュニケーション手段として利用し店頭への来店促進を行なうために、POEM を利用し、成功を収めました。 POEMの利用方法には、メールマガジンの発行、顧客とのOne to One コミ ュニケーション、アンケート結果の集計、人材採用管理など、いろいろな活用法 がありますが、こちらの会社の利用方法は、その一つの成功形です。 新米マーケッター日記を連載し始めて、さまざまな業種からの問合せが多くあ りました。そこで、次回は連載中に集まった質問への回答を一挙公開します。ア パレルショップに関する、また、今回の手法に関する問合せには、新米マーケッ ターとして登場いただいた大野氏より回答をもらい、他業種やメールマーケティ ングの全体的な質問に関しては、私より答えさせていただきたいと思います。 今回はたった1つの事例をご紹介したに過ぎませんが、日本中、世界中で数多 くの企業様が、各社独自のメールマーケティングの成功形を作り上げるべく、 日々競争されております。 インデックスデジタル様に置かれましても、より積極的なメールマーケティングの 実践が、今後、インデックスデジタル様の競争力の源泉につながるものと確信してお ります。 また、何かメールマーケティングにお悩みの際は、是非一度ご相談ください。