■ 第5回:コンテンツ作成・配信システムの選定、メール配信 アパレルショップ マーケッター 大野 氏(仮名) ______________________ このまま配信しちゃうと、やばくない?  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ さて、一通りの準備が完了した。さあ、次はメールを書いて、メールをお送 りするだけだ。その後の効果がどう出るのか、その結果が出るのが待ち遠しい。 メールを配信する際のことをイメージしていると、ふと気が付いたことがある。 どうやって配信するんだ? お客様全員のアドレスをあて先に書き込んでメ ールを送信するのか? それはヤバイ。メールアドレスが流出したということ がニュースになるご時勢だ。CCで送るのか?BCCで送るのか? そもそも お客様の立場で考えれば、自分のアドレス宛てに送ってきてもらわなければ、 間違いメールかとも考えるだろう。そんな事をしてしまったら、店のイメージ が逆に落ちてしまう。 メールの配信については、いったん全員に一斉に送って、お客様から何らか の返事をいただけた場合に、事前に作っておいた顧客データに基づいて個別の メールを配信すればいいと、適当に考えていた感がある。というよりは、殆ど 考えていなかった。 とすると、1通1通お客様のアドレスを打ち込んでメールを配信するのか? さすがに500件を超えるお客様のアドレスを打ち込んでメールするなんて気が遠 くなる。さてどうしたものか…悩みながら、何かそんなことのできるサービス は無いのかと、インターネットをさまよった。すぐに大手メールマガジンサイ トを見つけたが、ショップの送るメール本文に広告がついてしまったり、サー ビス提供業者のメールマガジンがお客様に配信される仕組みになっていた。 私自身、メールマガジンを受け取っていて気になるのが広告とか、DMの多 さ。そう考えると、どうも今回の用途には使えない。自分がうんざりしている ものを、大切なお客様にお届けするワケにはいかないからだ。 ______________________ DB連動型メール配信システムの存在!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ インターネットを探しながら、だんだんと失望感が大きくなってきた。社長 の顔が浮かぶ…。マーケティングの一環としてメールの企画発行を任せられた のに、納得の行く配信の仕方が見つからないなんて。 もうあきらめようかと考え出した頃、データベース連動型メール配信システ ムというものを見つけた。機能を見てみたら、私の期待をはるかに超える機能 が満載である。いくつかのサービスを発見し、それぞれ比較してみた結果、イ ンデックスデジタルの「POEM」を使うことを決めた。決め手は体験版があ り、それが大変使いやすそうで、最も低価格であること。しかし、それだけで はなく、先のことも見越した上での結論だった。 これから本格的に行っていくとなると、お客様データの項目がいろいろと増 えてくるだろう。やりたいことはどんどん生まれてくる。お客様の細かい情報 に基づいて、個別のメールを簡単に送信できたら、どれだけ面白いマーケティ ングができるだろう! そう考えたら、配信システムを選ぶ上で、データベースの項目がかなり重要 でもあった。殆どの配信システムは、データベースの項目が大体決まってしまっ ているようだったが、POEMは殆どフリーフォーマットだった。これこそ重 要な要素である。データベースの項目が決まってしまっていては、やりたいこ とができない可能性がある。 決済のことを考えてみても、この程度の価格なら、社長に事後決済でもいい だろう。お客様ごとにあて先にお客様のアドレスが入るし、お客様の属性に応 じて個別の情報も埋め込めるらしい。使いこなせばお客様一人一人に1通1通、 個別のメールを1度の作業で出せるということだ。それに、誕生日には自動的 に誕生日おめでとうメールを出せるらしい。 宝を発見したような気持ちで、早速契約をした。 _________________ レイアウトは? 情報量は?  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ さて、メールを書く際に、どういうことに気をつければいいのだろうか? いろいろなメールマガジンを見ながら、いろいろ考えた。 ・文字ばかりがぎっしり詰まっているものは、読む側も真剣に読まなければい けなくなる。 ・あまり装飾しすぎると、かえって読みづらくなる。 ・ある程度、スペースをふんだんに使ったものは読みやすい。 ・一般的に購読中止依頼のためのURLが記載されている。 検討の上、そんなに情報量としては掲載せずに、スペースをふんだんに用い たものにしようと考えた。商品を大量に載せたいのは山々だが、長くなりすぎ るとお客様は読んでくれなくなる。 とりあえず、初回となる今回は、オススメアイテムを3点ほど紹介すること にした。それと、POEMの持つ機能を使って、女性向け、遠方にお住まいの お客様むけメッセージを挿入することにした。メンズのショップだが、実はプ レゼント目的でシャツやネクタイを買っていく女性も少なくない。そういうお 客様に男性向けのメールを送ってしまっては、元も子もない。 それと、たまにメールマガジンの中に、私の名前が入っているものがある。 そういうメールマガジンも、こういうシステムを用いながら配信しているのだ ろう。しかし、まあ悪い気のするものではない。これも採用。 これがいろいろな検討の結果、実際にお客様に送られたメールの原文である。 http://poem.mailstyle.com/?i=18&f=30&u=press ※メールマガジン記述の詳細、ノウハウについては メールマーケティング基礎編をご覧ください。 http://poem.mailstyle.com/?i=18&f=31&u=press POEMの機能をもっといろいろ活用したかったものの、初回であることも ありまずは必要最低限の機能を用いてメールを配信することにした。というの も下手に機能を理解しないまま使ってしまって、配信ミスを起こしたりすると 大変な問題だと考えたからだ。まあ、POEMについては、これからゆっくり とその機能、全貌を楽しんでいこうという腹積もりもあったわけだが… ___________ さあ、配信だ!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ さて、メールも書き終わり、実際に配信することだけとなった。 夜中の作業となったが、POEMの予約配信という機能を使い、次の日の午後 3時に配信するように設定した。お客様からすれば、夜中に送られているメー ルを朝一番に受け取るより、午後3時ごろに、ふと仕事の合間に入ってくるメ ールを、ちょっとした気分転換として読むほうが効果が高いと考えたからだ。 また、頂いているメールアドレスの中には、携帯電話のアドレスも当然含ま れており、こちらについては今回のメールは容量オーバーなので、POEMの 絞込配信という機能で、インターネットメールアドレスだけに配信する設定と した。POEMは携帯電話のドメインを自動的に認識してくれるという機能も 搭載している。 さて、あとは配信開始ボタンを押すだけというところだが、これは緊張する ものだ。今までの作業の中で、間違った手順は踏んでいないだろうか? メー ルの内容は何度も確認したが、それでも間違いは無いか?など、いろいろと不 安が頭をよぎる。しかし不安ばかりでも仕方が無いので、思い切って配信開始 ボタンを押した。 さあ、とうとう配信してしまった。どんな結果が出るか、楽しみだ。 明日はお客様からの返事が来るだろうか… その日、私は眠れない夜を過ごした。 第6回 レスポンスレート、売上高、エラーレートなどの効果測定 につづく